地方政府の「赤字」は21兆円に=土地収入減、公共支出増で財政悪化―中国

Record China    2011年11月1日(火) 5時6分

拡大

28日、北京商報は今年第3四半期時点で、中国地方自治体の「赤字」額は1兆7638億元(約21兆円)に達していると報じた。写真は10月29日、浙江省のマンション販売ショールーム。様子見の客がほとんどで契約数は少なかった。

(1 / 4 枚)

2011年10月28日、北京商報は今年第3四半期時点で、中国地方自治体の「赤字」額は1兆7638億元(約21兆円)に達していると報じた。

その他の写真

第3四半期時点で、国家財政は1兆2182億元(約14兆5000億円)という膨大な「黒字」を抱えている。しかし、地方政府の「赤字」は国の黒字をはるかに上回る規模。合計で1兆7638億元に達している。全国31省・市で黒字を達成したのは、北京市、上海市、浙江省、江蘇省、広東省の5省・市しかない。

地方財政悪化の原因は不動産価格抑制政策により土地売却が困難化し収入が減ったこと、低中所得者向け住宅の建設など公共事業の増大により支出が増加したことがあげられる。裕福な中央財政と債務を増やす地方財政という現状を変えるには、税収分配の構造改革が不可欠となろう。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携