Record China 2011年10月28日(金) 20時19分
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28日、「日本に旅行したら、放射線で体が汚染された。6年間、子どもが産めない体になった」とのつぶやきが話題となっているが、香港核医学会会長は「全くのデマ」との見解を示している。写真は3月17日、放射線検査を受ける在日中国人。
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2011年10月28日、香港紙・経済日報によると、「日本に旅行したら、放射線で体が汚染された。6年間、子どもが産めない体になった」というつぶやきに対し、香港核医学会会長が「全くのデマ」との見解を示している。中国新聞社が伝えた。
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問題のつぶやきは、新婚旅行で日本に行った友人夫婦が香港に戻って空港で受けた放射線検査で、夫が基準値を超えていることが分かり、子どもに障害が出る恐れがあるため、6年間は妊娠しない方が良いと言われたというもの。これに続き、「胎児の全身に水泡が確認された。水泡の中には血も交じっていた」と訴える妊娠6カ月の妊婦も現れ、日本帰りの香港の人々を恐怖に陥れている。
これに対し、香港核医学会の魏偉達(ウェイ・ウェイダー)会長が「全くのデマ。信じないように」と呼び掛けている。例えば、がん患者が放射線治療を受けても「半年以内に子どもを作らないよう」注意するだけ。こうした治療は50年以上も続けられており、しかも放射線治療の経験者がそうでない人より不妊や先天性障害児を生む確率が高いという事実もない。
魏会長は「日本のほとんどの地域で、放射線量はかなり低い水準まで下がっている。ほんの数日滞在しただけでそこまで影響がでることはない」と強調した。また、「胎児に水泡」について、産婦人科医師の[革斤]嘉仁(ジン・ジアレン)氏は「胎児に水泡ができるほど放射線を浴びれば、まずは母親が生きていられない。放射能漏れ事故の現場にでも行かない限り、それほど高い放射線を浴びることはありえない」と話している。(翻訳・編集/NN)
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