中国本土出身者に席巻される香港のミスコン=香港に美人が少なくなったから?―中国

Record China    2011年10月26日(水) 17時21分

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25日、中国から香港のミスコンテストに挑戦する女性が増えている。写真は2010年度「ミス・チャイナ」の入賞者たち。

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2011年10月25日、中国新聞網によれば、中国では多くの若い女性が香港で開催されるミスコンテストに挑戦するようになっている。香港フェニックスTVの主催するミス・チャイナの今年の優勝者は、河北省出身の艾楚怡(アイ・チューイー)さんだった。中国本土でもミスコンは多数開催されているが、彼女らが香港を目指す理由は?

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香港は中華系芸能界の中心地。地元テレビ局が主催する三大ミスコン(TVBのミス香港、ATVのミス・アジア、フェニックスTVのミス・チャイナ)はスターへの登竜門となっている。中でもミス香港は、ミシェル・リー(李嘉欣)やアニタ・ユン(袁詠儀)、マギー・チャン(張曼玉)など多くのスターを輩出。2011年度は、江蘇省出身の朱晨麗(ジュー・チェンリー)さんが栄冠を獲得した。

近年、香港のこうしたコンテストに出場する中国本土出身者が急増している。今年開催のミス・アジアでは決勝に進んだ12人のうち、10人が中国本土出身者で占められ、香港出身者は1人もいないという結果となった。

しかしその一方で多くのコンテストで不正も増えている。今回、ミス・チャイナでグランプリを獲得した前出の艾楚怡さんは、受賞後に「何か“不文律のルール”や“裏取引”があったのではないか?」と記者から質問されると、「以前はそうしたこともあったかもしれないけれど、今はコンテストの審査は厳正に行われており、結果は公正」とため息をつきながら答えたという。

彼女たちが香港を目指す主な理由は、以下のようなもの。1)容姿重視:香港のミスコンは近年になって参加者の容姿のレベル低下が顕著と指摘されており、これまで重視されてきた学歴や教養のハードルをやむなく下げた。容姿端麗なら比較的参加しやすい。2) 香港のミスコンはテレビ局が主催なので、入賞すると芸能界入りに直結する。3)香港のミスコン入賞は出身地の中国でも箔がつく。4)中国のミスコンで勝つにはさまざまな“裏取引”が必要。芸能オーディションの場合は真の実力が伴っていないと難しい。(翻訳・編集/岡田)

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