日本式の病院運営を中国の大型病院に初導入=静岡の企業がコンサルティング―江蘇省南京市

Record China    2011年10月17日(月) 19時26分

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17日、中国医療関係者によると、江蘇省南京市にある大型病院・南京鼓楼病院で日本式の病院運営手法が導入され、本日に正式に実施されることとなった。

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2011年10月17日、中国医療関係者によると、江蘇省南京市にある大型病院・南京鼓楼病院で日本式の病院運営手法が導入され、本日に正式に実施されることとなった。

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中国の多くの大型病院では1日あたりの外来患者数が1万人前後、入院患者数は定員オーバーの状態が続き、医療従事者の通常業務も圧迫されている。さらに、多くのリソースを医薬品の搬入搬出・在庫管理、病棟での業務申し送り、患者の介護などで取られ、薬剤師と看護師はルーティンワークを終わらせるのが精一杯で、品質やサービスを向上するための余裕は全くなかった。その結果としては、医療現場ではミスやトラブルが多発している。

その状況下、中国の多くの大型病院が本来の理念に沿った病院らしい運営を目指し、日本のノウハウに目をつけた。日本の医療現場は業務の多くをアウトソーシングすることで、患者を第一に据えた現場運営を実現したと共に、各職員が医療関連行為のみに専念できる環境が作られている。

中国の総合病院で現場運営構築のコーディネーター業務を行っているダイナリンク株式会社(静岡)は、中国の華軟聨合科技有限公司と提携。日本の物流パッケージをベースに、中国現場のニーズに合わせて新たに業務設計を行い、日本国産の機器設備と、システム+機器+業務ルールから成る初めてのオール日本スタイルを提案。これを中国の医療現場で実現させようと、1年間にわたって約20病院に働きかけてきた。いち早くその提案を採用したのは病床1800床以上、総職員2700人あまり、全国有数の高度医療提供機関である南京鼓楼病院だ。ダイナリンク株式会社の発表によると、中国を代表する複数の大手医薬総合商社がこうした動きを知り、すでに提携のオファーを申し出ているという。 (記事・構成/NEYI)

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