21世紀に復活する中華帝国、中国は儒教思想を利用して宗主国を狙っている―韓国紙

Record China    2011年9月23日(金) 15時0分

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22日、香港の政治評論家はこのほど、中国は儒教思想を利用して中国を中心とした国際システムの構築をもくろんでいると指摘した。写真は上海孔子文化フェスティバル。

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2011年9月22日、環球時報はコリア・タイムズ9月18日掲載の香港の政治評論家、秦家●(チン・ジアツォン、●は聰の耳を馬に)氏の論説「儒家の調和社会観」を掲載した。以下はその内容。

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米国の失墜と中国の台頭を扱った文章が雨後のたけのこのように出てきている。中国人の多くは150年の長い屈辱の歴史から中国が当然あるべき地位に戻る時が来たと思っている。毛沢東主席(当時)は「昔のものを今に生かし、外国のものを中国に生かす」ことを求めた。現在、彼の後継者たちは舶来のマルクス主義を中国に応用し、儒学を宣揚している。これは、中国古代の「天下」という概念にも通じる。

今年5月、スタンフォード大学で「天下」概念についてのフォーラムが開かれた。中国は伝統の哲学思想を利用して、中国に対する恐れを軽減させようとしているという。また、儒家思想がどれほど中国政府の行為に影響してきたのかを歴史的に研究している学者もいる。儒学は武力行使を制止したことはなく、その他の大国と同じような実力政治を繰り返してきた。

中国の周辺国は朝貢制度の復活と中国を宗主国と見なすことを楽観視しているのか?もしくは選択すらできないのかもしれない。中国は東南アジア諸国との南シナ海問題をめぐり、同海域に巡廻艇を派遣している。もし米国がアジアで軍事力を維持できなくなれば、アジア諸国は中国の意思に従う以外ほぼ選択の余地がなくなる。その時、われわれは儒家思想による国際関係システムが21世紀に復活する姿を目にするだろう。(翻訳・編集/渡邊英子)

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