2011年9月12日、米華字ニュースサイト・多維新聞によると、中国の高所得者の間で海外への移住を希望する人が増加していると米国のメディアが報じている。人気の移住先は米国。移住を希望する理由は経済と政府の枠組みだという。

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記事によれば、中国には公正で透明性の高い政府がなく、人々の自由や経済的な自由も保護されておらず、人々の共同の利益も守られていない。輪禍などの事故が多く、環境汚染も深刻であり、経済的な自由や起業条件もあまり良くないと指摘。政治と経済がバランスよく組み合わさり、すべての人に平等な条件が守られている米国とは異なるとしている。

人々は自由な市場と創造的な経済機会、透明性が高く政府に保障された生活を望んでいるが、中国の経済はそうした面を欠いた成長を続けており、経済と政治が組み合わさったシステムも構築できていないことが、高所得者の米国への移住を後押ししているという。

記事は最後に、そうしたシステムができなければ、中国の人々は所得の高低にかかわらず、米国を求め続けるだろうとしている。（翻訳・編集/岡田）