Record China 2011年9月13日(火) 21時33分
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12日、中国で下水道の廃油や残飯などを原料とした「地溝油」(下水油)を製造・販売していた業者の32人が逮捕された。写真は10年8月、北京で摘発された「地溝油」の製造拠点。
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2011年9月12日、中国で下水道の廃油や残飯などを原料とした「地溝油」(下水油)を製造・販売していた業者の32人が逮捕された。中国広播網が伝えた。
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中国公安部が浙江省、山東省、河南省などで4カ月にわたる捜査を行った結果、山東省済南格林バイオエネルギー有限公司の32人が「地溝油」を製造していたとして逮捕され、約100トンが押収された。逮捕のきっかけは3月に浙江省寧海でレストランの残飯や廃油、下水などから「地溝油」を一次精製したものを売っていた安徽籍の6人が逮捕されたこと。ここから当局が、同社がこの業者から一次精製された「地溝油」を購入していたことを突き止めた。これほど大規模な摘発は今回が初めてのこと。
「地溝油」はヒ素の百倍も毒性が高く、地上最強の発がん性物質とも呼ばれるアフラトキシンが含まれている。レストランなどで違法に使われているだけでなく、最近は家庭用の食用油としても流通しているとの噂が広まっていた。今回、逮捕された容疑者たちは「地溝油」を食用油として販売していたことが分かっており、噂が証明された形となった。(翻訳・編集/NN)
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