強大な中国と戦わなければならない韓国企業=残された道はたった一つ―韓国紙

Record China    2011年9月8日(木) 17時41分

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6日、韓国紙・中央日報はこのほど、記事「強大な中国と先鋭的な韓国」を掲載した。強力な政府支援を背景に持つ中国企業。韓国に残された道は先進的な技術を磨くしかないと説いている。写真は山東省青島市の造船所。

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2011年9月6日、韓国紙・中央日報はこのほど、「強大な中国と先鋭的な韓国」と題した記事を掲載した。新華網が伝えた。

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韓国造船大手・韓進重工業では今、8カ月にも及ぶ労働争議が起きている。労働組合のキム・ジンスクさんが高さ35メートルのクレーンに立てこもり、会社にリストラ撤回を求めているのだ。この労働争議は単に韓進重工業だけの問題ではない。韓国産業界全体の問題を象徴している。

痛みは中国からやって来た。2001年に中国は世界貿易機関(WTO)に加盟し、中韓貿易は急拡大。海運需要の高まりとともに韓国造船業界には好景気が到来した。しかし、中国も国産造船計画を強力に推進。中韓の競争が始まった。

両国に大きな差が出たのは2008年の世界金融危機だった。世界の発注量が激減するなか、中国企業は政府の支援策で守られたが、韓国企業は手痛い打撃を受けた。韓進重工業が今、直面している苦境もその余波だ。

だが、すべての韓国企業が沈んだわけではない。2010年、中国は韓国を抜き世界一の造船大国となったが、技術レベルの低いばら積貨物船の製造が中心だ。液化天然ガス(LNG)運搬船、掘削船などの高付加価値の受注は韓国企業がほぼ独占している。

強大な中国との競争に打ち勝つ唯一の道は先進的な技術しかない。それは造船に限らず、自動車、製鉄、化学、IT(情報技術)などあらゆる分野に共通する。韓進重工業が教えてくれたこの教訓を私たちは無視してはならない。(翻訳・編集/KT)

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