中国人の肥満率が急上昇、欧米人の30年間の体重増加分を10年で“達成”―中国紙

Record China    2011年9月5日(月) 16時29分

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3日、中国人の肥満率や体重超過率は過去20年間で急上昇している。欧米人が30年かけて増加した体重を、中国人は10年で獲得したことになる。写真は天津で行われたダイエットキャンプ。

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2011年9月3日、中国教育部や国家体育総局などの10部門が全国31の省・直轄市・自治区で実施した第3次国民体格調査によると、2010年の国民体格総合合格率(国が目標に定めた基準以上の体格を有する国民の割合)が2005年に比べて上昇していることがわかった。広州日報が伝えた。

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国民体格総合合格率は2000年の調査以来、継続して上昇。異なる地域や年齢層、男女ともにアップしている。しかし、国民の健康上の問題もいくつか明らかになった。たとえば大学生の持久力や敏捷さ、瞬発力などは低下の一途をたどっており、学生の視力低下率の上昇と低年齢化が問題に。さらにあらゆる年齢層で太りすぎや肥満率の増加が指摘されている。

群集体育研究センターの王梅(ワン・メイ)副主任によれば、過去10年間の中国人の体重増加は欧米人の30年間分の増加体重に匹敵するという。改革開放以前の中国人の体型は常に痩せ型であり、「中国には体重問題はない」と言われていた。しかし、この20年間で肥満や太りすぎの中国人が大幅に増加。その原因について王副主任は「昔は徒歩や自転車で通勤していたが、今は車やバス。仕事で体力を使うことも少なくなり、一方で摂取するカロリーは高くなっている」と説明している。(翻訳・編集/本郷)

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