Record China 2011年9月1日(木) 13時56分
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8月31日、中国の投資家、蔡慎坤氏は「愛人を囲うこと、金と権力を持つ中国人のステータスに」と題した記事を掲載。中国で急速に広がる「愛人現象」に警鐘を鳴らしている。資料写真。
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2011年8月31日、中国の投資家、蔡慎坤(ツァイ・シェンクン)氏は自身のブログに「愛人を囲うこと、金と権力握る中国人のステータスに」と題した記事を掲載した。以下はその概要。
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「二[女乃](アルナイ:妾(めかけ)・愛人の意)」の歴史は長い。過去の中国では、裕福な男性は何人もの妾を当然のように囲っていた。しかし1949年の建国以来、女性の地位は向上し、妾や愛人は世間から姿を消した。ところが改革開放政策で富裕層が増えるにつれ、愛人を持つことが「デキる男の証明であり、甲斐性だ」と考えられるように。愛人は隠すものではなく、他人に自慢できる存在に変化した。
さらに就職難や拝金ブームで、高学歴の女性までもが愛人に志願。中国南部にはこうした若い女性たちが多く住む「愛人村」や「愛人街」が出現するほどだ。それだけではない。カラオケやナイトクラブ、マッサージ店、理髪店で男性に特殊なサービスを提供する女性たちは、大都会だけでなく小さな町や村のいたる所に出没する。彼女たちにとって、愛人は職業の1つにすぎないのだ。
香港や台湾から始まった愛人ブーム。これが中国本土の大都市に伝わり、ゆっくりと内陸部に拡大。今では中国全土に広まり社会現象になっている。しかも、こうした行為自体が法律で禁じられているにもかかわらず、公務員が愛人を持つケースが増える一方だという。このような現象は和諧社会(調和のとれた社会)の基本理念や中国の伝統文化に明らかに反しているといえよう。(翻訳・編集/本郷)
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