カダフィ大佐の小説集、10年前にリビア当局が自費出版―湖北省武漢市

Record China    2011年9月1日(木) 17時27分

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8月31日、リビアの最高指導者だったカダフィ大佐の小説集が、中国で10年前にリビア当局から自費出版されていたことが分かった。写真は3月、首都トリポリの自宅で演説を行うカダフィ大佐。

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2011年8月31日、リビアの最高指導者だったカダフィ大佐の小説集が、中国で10年前にリビア当局から自費出版されていたことが分かった。長江日報が伝えた。

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「カダフィ小説集」を出版したのは湖北省武漢市の出版社「長江出版集団」。武漢大学の著名なアラビア語翻訳者、李栄建(リー・ロンジエン)教授が在中国リビア大使館の依頼で2001年にアラビア語版を中国語に翻訳、これを同社で出版した。当時、同社の社長だった周百義(ジョウ・バイイー)氏によると、費用はすべてリビア当局が負担した。その代わり、最高指導者が執筆した小説ということでアラビア語版と一字一句、文字の配置まで違わずに作成するよう指示を受けたという。

周氏は出版を決めた理由について「反帝国主義、反米主義のリビア指導者というイメージしかなかった大佐が小説を書くという意外性が、人々の好奇心をかきたてると思った」と話した。李教授は2008年、リビアを訪問し、カダフィ大佐と面会している。だが、初版1万部を発行したが売れ行きはさっぱりで、周氏自身も「全く面白くない」としている。(翻訳・編集/NN)

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