リビア政変、中国の驚くべき変わり身の早さ―米メディア

Record China    2011年8月24日(水) 5時5分

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22日、中国外交部の馬朝旭報道官がリビアの政変を受け、「リビア再建で積極的な役割を果たしたい」と述べたことについて、米メディアは「あれほどNATOの介入に反対したのに」と変わり身の早さを指摘した。写真は5月、反体制派の拠点が置かれたベンガジ。

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2011年8月22日、中国外交部の馬朝旭(マー・チャオシュー)報道官がリビアの政変を受け、「リビア再建で積極的な役割を果たしたい」と述べたことについて、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカは「あれほどNATOの介入を反対したのに」と変わり身の早さを指摘した。

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馬報道官はリビアの反体制派が首都トリポリをほぼ制圧したことを受け、「中国はリビア人民の選択を尊重する。リビア情勢が早期に安定を取り戻すことを願うと同時に今後の再建で積極的な役割を果たしていきたい」と中国政府の立場を述べた。

これに対し、北京大学国際関係学院の朱鋒(ジュー・フォン)教授は「中国はリビアの早期安定を望んでいる。そうでなければ、中国がリビアに投資した1200億元(約1兆4300億円)の投資が無駄になってしまうからだ。そのため、カダフィ政権の崩壊が近づくにつれ、中国政府の態度も大きく変わった」と指摘した。

朱教授によると、中国は当初、米国とNATO(北大西洋条約機構)によるリビア空爆に反対していたが、その後は黙認へと変化。そして、現在はトリポリの新たな主が誰になろうと中国はそれを容認し、正常な付き合いをしていきたいと考えているという。(翻訳・編集/NN)

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