Record China 2011年8月22日(月) 19時45分
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27日に韓国大邱市で開幕する2011年世界陸上競技選手権大会(世界陸上)。主催者側は6万人のスタジアムは全日程で満員になると豪語しているが、そこにはちょっとしたからくりがあるという。写真は5月、嘉興市で開催された陸上競技大会。
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2011年8月27日に韓国大邱市で開幕する2011年世界陸上競技選手権大会(世界陸上)。主催者側は6万人のスタジアムは全日程で満員になると豪語しているが、そこにはちょっとしたからくりがあるという。21日、香港紙・文匯報が伝えた。
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会場となる大邱スタジアムは2002年のサッカー日韓W杯のために建設された大型スタジアム。収容人数は6万人を数える。27日から9月4日まで、9日間開催される世界陸上を連日満員とするのは、人口250万人の大邱市にとっては厳しい課題だ。だが、主催者発表によると、16日時点で90%以上が販売済み。開幕当日には完売状態になると豪語している。
だが、空前の売り上げの裏側にはちょっとしたからくりがあるという。韓国紙・朝鮮日報の報道によると、売却済みチケットの90%は団体チケット。企業や政府、学校などが中心だ。大邱市に1万人以上いる公務員は1人当たり2枚は買うように義務づけられているほか、小中学校向けには15万枚が販売された。また地元スーパーも販促用景品として1万枚近くを購入。他にも中小企業83社が顧客向け贈答品として4万枚を購入した。
問題は団体チケットを配られた人が本当に見に来るかどうかだ。5月の大邱国際陸上競技大会も「記録的な売り上げ」と報じられたが、実際に会場を訪れた人は1万人弱。しかも途中で帰る人が多く、スタンドはがらがらの惨状となった。現在、大邱市は政府機関、企業の担当者に「仕事を早く切り上げて観戦に行かせること」「通勤用バスでそのままスタジアムまで送り届けること」を命じているという。(翻訳・編集/KT)
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