2011年8月18日、スイス金融大手UBSはこのほど、「2011年価格と収入」の研究報告を発表し、世界73都市の価格、給与、地域内購買力指数を提示した。中国新聞社が伝えた。

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今回、世界で最も高価な都市に選ばれたのは、ノルウェーの首都オスロ。2位と3位にはそれぞれスイスのチューリッヒ、ジュネーブがつけている。例年10位以内に入っていたニューヨークが今年は14位に終わっており、昨今のスイスフランとオーストラリアドルの高騰と米ドル下落の影響が顕著に順位に現れる結果となった。

アジアの最高は6位の東京、続いてシンガポールが10位。中国の上海、北京はそれぞれ49位と58位という結果となっている。

平均給与の順位は上位から、チューリヒ、ジュネーブ、コペンハーゲン。スイスフランの値上がりとスイスGDPの増加により、2009年首位のコペンハーゲンがスイスの2都市に敗れる形となった。香港は43位で、ソウルや台北より低かった。経済成長が著しい中国とカタールの都市は、それぞれ順位を上げている。

地域内購買力の順位は上位から、チューリヒ、シドニー、ルクセンブルク。香港は40位で、東京と台北には及ばなかったものの、ソウルとシンガポールよりも上位につけている。中国の都市は急成長を遂げてはいるものの、上位に食い込むことはできなかった。（翻訳・編集/AN）