Record China 2011年8月18日(木) 17時42分
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17日、中国人民銀行(中央銀行)の金の保有量は世界の中央銀行の中で6位で、1位の米国の8分の1に過ぎない。人民日報海外版はこうした状況に対して、中国は金の保有量を増やすべきだと主張し、専門家の意見を紹介した。資料写真。
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2011年8月17日、金に関する国際的な非営利団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、中国人民銀行(中央銀行)の金の保有量は世界の中央銀行の中で6位で、1位の米国の8分の1に過ぎない。人民日報海外版はこうした状況に対して、中国は金の保有量を増やすべきだと主張し、専門家の意見を紹介した。
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WGCがこのほど発表した各国中央銀行の金保有量に関する統計によると、1位は米国で8133.5トン、続いてドイツ3421.6トン、フランス2487.1トンとなっており、中国は1054.1トンで6位、米国の約8分の1に過ぎない。保有する金の外貨準備に対する割合を比較すると、米国は74%、ロシアやインドなどの新興国は5%以上だが、中国は1.6%と極端に低い。
今年に入ってから、欧州各国の財政不安やドル・ユーロに対する信認度の低下などが原因で、各国政府の金購入量は増加しており、昨年の3倍に達している。中国黄金投資研究所の景乃権(ジン・ナイチュエン)所長は「金の保有は財産の目減りを抑え、為替リスクを避けるメリットがある」とし、さらに「一国の政府が一定割合の金を保有していれば、債務の返済に利用できる」とその効用を指摘し、「金の保有は国の金融安定に対して重要な意義を持つ」と語った。
多くの専門家は、中国の金保有量は少な過ぎると指摘するが、「現在は金の保有量を増やすべき時ではない」との声も多い。中国国際経済交流センター情報部の徐洪才(シュー・ホンツァイ)副部長は「金の保有量を増やすのは良いことだが、現在、価格はすでにかなり高くなっているため大量に購入すべきではない。今後もさらに上昇するとみられ、割りに合わない。購入は長期的な計画に基づいて行うべきだ」と指摘した。(翻訳・編集/HA)
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