“廃墟”だった「柳京ホテル」が間もなく完成、専門家は倒壊の危険性を指摘―北朝鮮

Record China    2011年8月11日(木) 12時50分

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10日、16年にわたって建設が中断され、「世界最大の廃墟」と呼ばれていた北朝鮮・平壌の柳京ホテルに完成のめどが立った。しかし、専門家は倒壊の危険性を指摘している。写真は柳京ホテル。

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2011年8月10日、華商報によれば、16年にわたって建設が中断され、「世界最大の廃墟」と呼ばれていた北朝鮮・平壌の柳京ホテルが間もなく完成する。金日成生誕100周年を記念するため、2012年4月15日までに開業させる計画だという。

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このホテルは1987年に起工され、当初の計画では1989年に完成する予定だった。国内総生産(GDP)の2%に相当する7億5000万ドルが投じられたが、資金不足に陥り1992年に工事が中断。工事再開まで16年間にわたって内装も窓も外装もないコンクリートの塊となっていた。

建設が再開されたのは2008年4月、エジプトの通信会社・オラスコム社が投資を行ったことによるとされている。同社は北朝鮮国内の携帯電話事業も展開している。完成すれば、高さ330m、105階で、建築面積36万平方メートル、3000室もの客室を有する巨大ホテルとなる。ピラミッドを模したかのような特徴的なデザインとなっている。

ようやく完成のめどが立ったこのホテルだが、その異様な外観から2008年に米ファッション誌・エスクァイアには「人類史上最も醜い建物」などと評されている。さらに、韓国の専門家からは、コンクリートの品質に問題があり、地盤沈下が発生していることが指摘されていた。改善されなければ、倒壊する危険もあると指摘する声もある。(翻訳・編集/岡田)

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