ブランド酢「山西陳酢」、流通量の95%はまがいもの=工業用化学薬品を使用している例も―中国

Record China    2011年8月8日(月) 16時50分

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7日、山西省の山西陳酢は著名なブランド品だが、伝統的な手法で作られた純正品は流通量のわずか5%しかない。残る95%は酢酸や防腐剤を加えたまがい物だという。写真はスーパーで販売されている山西陳酢。

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2011年8月7日、京華時報によると、山西省の山西陳酢は著名なブランド品だが、伝統的な手法で作られた純正品は流通量のわずか5%しかないという。

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山西省酢産業協会の王建忠(ワン・ジエンジョン)副会長は6日、「本当の意味での山西陳酢は流通量の5%未満。残る95%は混ぜ物がしてある」と暴露した。伝統的なお酢作りの手法はまず酒を造り、その後に酢酸発酵させるというもの。山西陳酢の場合はさらに寝かせる工程も必要で、数カ月から1年もの期間を経て作られる。

一方、化学的に合成された酢酸を加えて作る方法では、たったの1日で作り上げることが出来る。さらに痛まないように防腐剤を加えているケースも少なくない。王副会長は「防腐剤が添加されていたら、それはもう山西陳酢ではない」と強調した。

酢酸を加えて作る、いわゆる合成酢については、中国の「食酢国家基準規定」も製造を認めている。ただし、食用冰酢酸を使用し、工業用冰酢酸を使わないよう定められているが、実際にはコスト削減を狙って工業用を使うケースが少なくないという。(翻訳・編集/KT)

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