中国でSUVが人気、富裕層が身分の象徴として購入―英メディア

Record China    2011年8月7日(日) 8時45分

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4日、英紙は中国でSUV(スポーツ用多目的車)の売り上げが急増していると報じた。富裕層が身分の象徴として購入するためだという。写真はメルセデス・ベンツのコンパクトSUV「GLKクラス」。

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2011年8月4日、英紙デイリー・テレグラフは、世界最大の自動車市場となった中国で、SUV(スポーツ用多目的車)の売り上げが急増していると報じた。富裕層が身分の象徴として購入するためだという。5日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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中国自動車工業協会の統計によると、2010年の中国のSUV売上台数は前年比101%増の130万台となった。今年の中国市場での自動車販売台数はやや伸び悩んでいるものの、SUVの販売台数は依然として大きく伸びている。

こうした状況に対応すべく、メルセデス・ベンツはコンパクトタイプのSUV「GLKクラス」を新工場で生産すると発表。ポルシェのSUV「カイエン」の今年1〜6月の売り上げは前年同期比47%増となっている。また、BMWはX3タイプの販売が好調で、4〜6月の同社の利益は2倍になった。ホンダのSUVは、地域によっては9月まですべてのタイプの予約が埋まっている。

業界関係者は「中国の富裕層にとって、SUVは自身の身分の象徴になっている」と語る。SUVは一般車と比較して安全性が高く、ビジネス用としてだけでなく、週末の家族旅行用として便利な点も販売好調の理由に挙げている。

また、北京市では渋滞対策として自動車ナンバープレートの抽選制度が導入され、当選確率は申請者20人に1人の割合になっている。SUVが売れている原因について、北京のディーラー関係者は「幸運な当選者はできる限り大型の、最も良い車を購入する傾向が強いため」と説明している。(翻訳・編集/HA)

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