2011年8月3日、中国建国の父・毛沢東の故郷である湖南省湘潭市で、メディア当局の局長が「アバター」で有名なジェームズ・キャメロン監督に毛沢東をテーマにした野外劇のプロデュースを頼むため、マイクロブログ上で「連絡先を知っている人は教えて欲しい」と呼び掛けた。4日付で華声在線が伝えた。

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「誰か有名なジェームズ・キャメロン監督の連絡先を知らないか？今度、巨額の製作費をかけて大型野外劇『中国出了個毛沢東』を制作する予定だが、彼にプロデュースを頼みたいんだ」―。3日、湘潭広電局の熊興保（シオン・シンバオ）局長はマイクロブログでこう呼び掛けた。これを見たネットユーザーの多くは冗談としか受け止めなかったが、4日早朝、熊局長は「キャメロン監督の会社の連絡先が分かった」と再び書き込み、ユーザーたちを驚かせた。

同局長によると、野外劇「中国出了個毛沢東」は毛沢東の出身地である韶山市で「紅色文化観光産業」の振興の一環として上演する。中国共産党は革命ゆかりの地に観光客を呼び込む「紅色観光」に力を入れており、中国国家観光局は全国10地域を「紅色観光拠点」に指定。関連の名所旧跡20カ所、景勝地域100カ所を選定している。

「キャメロン監督の3D技術と中国文化に造詣の深い中国の著名監督がコラボレーションすれば、文化、創意、科学技術が一体となった大型野外劇を実現させることができる」というのがコンセプトのようだが、実はまだ構想の段階で「準備作業に具体的な進展があったらまたお知らせする」と同局長。果たして監督から承諾がもらえるのだろうか？（翻訳・編集/NN）