かつては日本脅威論も…「なでしこ」と戦った3人の元代表監督―中国

Record China    2011年7月22日(金) 20時20分

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21日、なでしこジャパンのW杯優勝を中国女子サッカー代表の元監督たちはどう見ているのか。中国のサッカー専門紙は3人の歴代監督の時代を振り返り、「なでしこ」たちの脅威の成長ぶりを称えた。写真は08年8月、北京五輪の日本VSニュージーランド戦。

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2011年7月21日、日本代表なでしこジャパンのワールドカップ(W杯)優勝を中国女子サッカー代表の元監督たちはどう見ているのか。中国のサッカー専門紙・足球報(電子版)は3人の歴代監督の時代を振り返り、「なでしこ」たちの脅威の成長ぶりを称えた。

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1992年末に中国女子サッカー代表監督に就任した馬元安(マー・ユエンアン)氏。「鉄のバラ」と呼ばれた強豪チームを作り上げたのは馬氏だった。「当時は日本チームなんか眼中にありませんでしたよ。欧州と米国しか見ていませんでした。アジアでは中国は目をつぶっていても勝てましたから」と振り返る。今回のなでしこジャパンの優勝については、「コツコツ努力してきた結果」と評価した。

2002年8月に馬良行(マー・リアンシン)氏が監督として初めて挑んだ試合は極東4カ国女子サッカー大会の対日本戦。4対0で軽く日本を打ち負かしたが、馬氏はこの時すでに「日本は必ず中国にとって最も手ごわいライバルになる」と予言した。だが、この「日本脅威論」は誰からも相手にされず、嘲笑までされる始末。今になってようやく日の目を見たという次第だ。

2008年の北京五輪当時に監督だった商瑞華(シャン・ルイホア)氏は、準々決勝で日本チームに負けた日の夜、「泣きたくても泣けず、しきりにため息をついていた」と話す。対戦相手が日本だと知った時は「準決勝は確実」だと誰もが思ったという。続く女子アジアカップ3位決定戦でも2−0で日本に負け、W杯出場権を逃すという悪夢を味わった。商氏は「技術重視のサッカーを見習うべきだ」となでしこたちに心服する。

一方、現在の李霄鵬(リー・シャオポン)監督だけは「なでしこジャパンと中国女子代表の実力は互角」と豪語している。どちらの言い分が正しいのか。それは9月11日に山東省済南市で行われる対決(ロンドン五輪アジア予選)で明らかになるだろう。(翻訳・編集/NN)

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