労働集約型製造業の放棄は「歴史的な誤ち」―中国紙

Record China    2011年7月21日(木) 18時59分

拡大

19日、ボアオ・アジア・フォーラムの龍永図・事務局長はこのほど、「中国が製造業を放棄しようとすることは歴史的な誤ちだ」と指摘した。写真は重慶の工場。

(1 / 4 枚)

2011年7月19日、北京晨報によると、中国経済急成長の原動力となった製造業が人材不足、資金不足となり、多くの企業が継続困難な状況となっているが、ボアオ・アジア・フォーラムの龍永図(ロン・ヨントゥ)事務局長は「中国は世界の工場と呼ばれることを恥じるべきではない」と話し、さらに「製造業を放棄しようとすることは歴史的な誤ちだ」と指摘した。

その他の写真

かつて中国の世界貿易機関(WTO)加盟の立役者でもあった龍氏は、中国家電協会と南方報業メディアグループの主催する「中国WTO加盟10年フォーラム」の席で自身の見方を示し、インターネットバブルと2008年の世界的金融危機を経験した米国は製造業の復興を取り決めたと指摘した上で、製造業の重視は米国や世界の経済政策決定者の導き出した結論だとした。

また、「中国にとって労働集約型の製造業は経済発展の原動力であり、多くの雇用機会を生んだほか、中国の都市化を進めた」とし、「中国が米国のような先進国になるにはまだ長い道のりを歩いていかなければならないのに、今の時点で製造業を放棄してよいものだろうか?」と話した。

また、困難な状況にある製造業に対して税制面での優遇措置を講じるべきだと指摘した。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携