いびつな社会階層=格差社会の進展と階層固定化―中国

Record China    2011年7月17日(日) 8時51分

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14日、中国メディア大学所属の研究者・任孟山氏はブログで、華夏時報記者として取材した「中国現代社会階層分析」作者・楊継縄氏のインタビュー記事を発表した。写真は中国の出稼ぎ農民。

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2011年7月14日、中国メディア大学所属の研究者・任孟山(レン・モンシャン)氏はブログで、華夏時報記者として取材した「中国現代社会階層分析」の作者・楊継縄(ヤン・ジーション)氏のインタビュー記事を発表した。

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「中国現代社会階層分析」は2002年の出版。大きな変化に直面している中国社会の様相を描き出した名著として中国各界に注目された。作者の楊氏は中国の社会階層をいびつなものと指摘する。経済活動の中心である労働者と農民が下層を占め、ピラミッドの中央部に位置する中間層が少なく、そしてトップに位置する富裕層はどのようにしてその富を蓄えたのかが不透明である、と。

さらに問題なのは改革開放以来急速に形成されてきた社会階層が固定化しつつあるという危険な兆候も現れていること。楊氏はその原因として、行政権権力が監督されていないこと、戸籍の移動が厳しく制約されていること、教育機会の不平等、社会的地位の「世襲」という現象が登場したことを挙げた。(翻訳・編集/KT)

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