在日華人の木元さん、エベレスト登頂=“天国に一番近い場所”で母に感謝―中国メディア

Record China    2011年7月13日(水) 11時31分

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12日、中国新聞社によると、兵庫県姫路市在住の在日華人の木元正君さんが5月下旬、世界最高峰のエベレスト(標高8848メートル)に登頂した。

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2011年7月12日、中国新聞社によると、兵庫県姫路市在住の在日華人の木元正君さんが5月下旬、世界最高峰のエベレスト(標高8848メートル)に登頂した。幼いころに父を亡くし、女手一つで育てられた木元さん。“天国に一番近い場所”で亡き母に向け「ありがとう、お母さん!」と叫んだ。

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木元さんは中国吉林省出身。吉林大学で日本語を学び、大連外国語学院で日本語教師に。1991年に来日し、現在は姫路市内で中国健康食品店を経営している。木元さんは少年時代を振り返る。

「幼いころ、父は病気で働けず、生活のすべてが母の肩にのしかかっていた。食糧難の時期には、母は朝食を食べず、まず僕たち兄弟に食べさせた。零下30度を超える冬、田んぼや畑で落ちている食糧を探す母の姿を見たこともある。彼女は裕福な家に生まれたのに、子供たちを腹いっぱいにさせるため苦労していたが、あの厳しい時代にも、一言も恨み言を言わなかった」

「いつか母を幸せにする」と心に決めた木元さん。日本での生活が安定し、弟と協力して日本に呼び寄せようとしていた矢先、母は脳溢血で帰らぬ人となった。

「本当に残念だ。だからいつか天国に一番近い場所で、母に『ありがとう』と言いたかったんだ」(翻訳・編集/AA)

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