炭鉱2カ所で同日に生き埋め事故、依然42人が救出待ち―中国

Record China    2011年7月4日(月) 17時0分

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2日、中国南部で降り続く豪雨が原因と思われる炭鉱の生き埋め事故が同時に2件発生した。4日現在、合計42人が依然として閉じ込められたきりだ。写真は広西チワン族自治区来賓市合山市の合山煤業公司第8炭鉱。地面が大きく陥没している。

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2011年7月2日、中国南部で降り続く豪雨が原因と思われる炭鉱の生き埋め事故が同時に2件発生した。いずれも事件3日目を迎えた4日現在、坑内に取り残されている作業員たちは救出に至っておらず、合計42人が依然として閉じ込められたきりだ。中国広播網の報道。

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貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州平塘県の牛棚炭鉱で発生した事故では、坑内へ大量に浸水し、現段階でも23人が取り残されている。事件の数日前から続いていた豪雨によって地下水の水位が急上昇し、また地表からも多量の水が流入したことが原因と考えられている。現在、1時間当たり2000立方メートルのペースで排水作業を行っているが、坑内へ新たに流入してくる水は1日6万トン。これを除くためには毎時2500立方メートルの水を排出しないとならない。しかしながら、急激な排水は地盤沈下などの二次災害を誘発する可能性があり、作業は慎重を期している。

一方、広西チワン族自治区来賓市合山市の合山煤業公司第8炭鉱では、同じく数日前からの豪雨が原因と思われる地盤崩落が原因で、作業員22人が生き埋めとなった。うち3人の死亡が確認されており、現在19人が救出を待っている。作業員が待機している地下200m以下の坑道には浸水していないが、その上方に25トンの水が溜まっていることが確認されており、慎重な作業が要求されている。 (翻訳・編集/愛玉)

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