中国政府が艾未未氏を釈放、最後は国際社会の圧力に負けた?―香港紙

Record China    2011年6月23日(木) 20時55分

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22日、香港紙は、中国政府が国際社会の圧力に屈し、拘束中だった著名な現代美術家、艾未未氏を保釈したと報じた。写真は艾未未氏(右)。

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2011年6月22日、香港紙アップルデイリーは、中国政府が国際社会の圧力に屈し、拘束中だった著名な現代美術家、艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏を保釈したと報じた。

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「経済犯罪」で拘束されてから80日後の保釈だった。中国国営の新華社通信は21日夜10時(現地時間)ごろ、「公安機関が法に則り、艾未未を釈放した」と報道。巨額の脱税と会計資料破棄をしたことは明白とした上で、▽本人が容疑を認めたこと▽持病を持っていること▽未納分の納付意思を示したこと―が釈放理由として挙げられた。

艾氏が当局に拘束されたニュースは国際社会の強い関心を呼び、多くの政治家が中国当局に名指しで釈放するよう求めた。特にクリントン米国務長官は4月、「2010年度国別人権報告」を発表した際、名指しで艾氏の釈放を要求。ドイツのウェスターウェレ外相も中国政府に直ちに釈放するよう何度も呼び掛けた。

また、米ニューヨークに本部を構える人権NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」も艾氏の釈放について、「国際社会が中国当局に行動に気を付けるよう圧力をかけた。その結果、同氏を『違法に行方不明』にさせていた中国当局は同氏に限度付きの釈放を与えた」と指摘している。(翻訳・編集/NN)

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