中国経済の時限爆弾?積み上がる地方自治体の不良債権―米紙

Record China    2011年6月23日(木) 5時15分

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21日、クレディ・スイスの専門家が「中国の不良債権は間違いなく増えるが、問題はどこまで増えるかだ」と指摘した。中国経済の破綻はすでに始まっているという。写真は江蘇省の不動産物件。

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2011年6月21日、米ウォールストリートジャーナル(中国語サイト)によれば、中国の中央銀行である中国人民銀行が公開した最新の統計データから、中国の貸付額の拡大規模が政府の予想を大きく上まわっていることがわかった。クレディ・スイスが20日付で明らかにしたと、米ニューヨークタイムズが報じた。

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クレディ・スイスの中国担当責任者である陳昌華(チェン・チャンホア)は、中国の経済成長率は今年第2〜3四半期から一定期間減速した後、再び上昇に転じるかもしれないが、再び景気が加速することはなく、そのときには債務の問題が深刻な状態になっている可能性が高いと指摘している。

また、クレディ・スイスの中国チーフ・エコノミスト汪涛(ワン・タオ)氏によれば、中国の地方自治体の投資貸付が今後数年で4600億ドルもの不良債権を発生させるとされており、その貸付規模の巨大さから、貸し付け緩和によって経済成長を促してきた中国政府は対応に決断力を欠き、その結果、回復にかなりの時間がかかることになると指摘している。

また、陳昌華氏は「中国の不良債権は間違いなく増えるが、問題はどこまで増えるかだ」としている。(翻訳・編集/岡田)

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