Record China 2011年6月19日(日) 19時44分
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14日、華字紙・中文導報の楊文凱編集長は「震災後100日の日本、混乱と狼狽は変わらず」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。写真は被災した宮城県石巻市の人々。
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2011年6月14日、華字紙・中文導報の楊文凱(ヤン・ウェンカイ)編集長は「震災後100日の日本、混乱と狼狽は変わらず」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその概要。
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「国難」とされた3・11大地震から100日が経ったが、日本はまだその国難を乗り切ることはできていない。地震、津波、原発事故のもたらした空前の破壊と汚染だけでなく、政局の混乱からくる指導力の欠如と政党政治的における危機にも日本は直面している。被災者、日本国民、そして世界の目には、復興に踏み出せない日本政府の指導力不足こそが日本の不安要素として映っている。
国際世論と各国メディアは、日本経済がこれで衰退するのかといったマクロ経済にもっぱら関心があり、世界の産業連鎖の中断、日本の輸出減少などに報道が向いているが、被災地の実際状況などにはあまり関心がないようだ。今年第1四半期の日本のGDP成長率はマイナス3.7%、経済学者の予測では第2四半期はマイナス4.7%とさらに悪化すると見方だ。
打撃を受けた被災地での生活と日本経済が復興するには、政府のリーダーシップが必要なのは明らかで、さらに地方自治体と民間ボランティアの結束も求められているが、日本ではまだ「国を挙げての被災地支援」の体制は実現していない。政局の混乱がその最大の障害となっている。(翻訳・編集/津野尾)
●楊文凱(ヤン・ウェンカイ)
日本華字紙・中文導報編集長。上海の復旦大学中国語学科卒業。95年に来日。98年に中文導報入社。著書にコラム集「卒業10年」、社説集「天涯時論」、インタビュー集「人在旅途」など。
※本記事は著者の承諾を得て掲載したものです。
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