「人類の起源はアジア」、米国の考古学者らが定説を覆す―米国

Record China    2011年6月10日(金) 12時2分

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9日、人類の起源はアフリカではなくアジアだとする研究結果を、米国の考古学者らが発表した。写真は4月、アースデー(地球の日)に合わせて中国各地で行われたイベント。

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2011年6月9日、人類の起源はアフリカではなくアジアだとする研究結果を、米国の考古学者らが発表した。台湾中央通訊社の報道を中国新聞網が伝えた。

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米北テキサス大学のリード・フェリング博士らが米学術誌・米国科学アカデミー紀要(PNAS)のオンライン版で発表した。人類の祖先であるホモ・エレクトスはアフリカを起源とし、約185万年前にアフリカを出て世界各地に拡散したというのが定説だったが、フェリング博士らはこれを否定。その証拠として、西アジア北端のグルジア共和国ドマニシで発掘されたドマニシ原人の骨を挙げた。これらの骨は推定185万年前から177万年前のものと判定され、アフリカのホモ・エレクトスとほぼ同時期かそれより早い時期に存在していたことになるというものだ。

これまでは240万年前に東アフリカに出現したホモ・ハビリスからホモ・エレクトスに進化したと考えられてきたが、博士らは、両者が数十万年にわたり東アフリカで共存していたことを示す化石も最近になって発見されたことから、こうした定説も確実ではないとの見方を示した。(翻訳・編集/NN)

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