三峡ダム、建設後に地震が増加、生態系への影響も―中国政府系シンクタンク

Record China    2011年6月9日(木) 7時31分

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3日、中国の政府系シンクタンク、中国科学院の王光謙院士は三峡ダムについて、「生態系に大きな影響を与え、地震発生のリスクを高めた」と指摘した。写真は三峡ダム付近。

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2011年6月3日、中国の政府系シンクタンク、中国科学院の王光謙(ワン・グアンチエン)院士は三峡ダムについて、「生態系に大きな影響を与え、地震発生のリスクを高めた」と指摘した。8日付で四川在線が伝えた。

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王院士は清華大学水沙科学・水利水電工程国家重点実験室の主任も務める。中国科学院が開催した「科学が見た気候と水電の発展に関するメディア座談会」の席で、三峡ダムが干ばつの原因との見方に対し、「全く関係ない。干ばつは雨が降らないことによる天災だ」と反論した。

また、生態環境に影響を与えたほか、地震が起きやすくなったと指摘した。これまでに起きた地震は最大でマグニチュード(M)6.4。中国科学院が2007年4月に発表した「長江の保護と発展報告」によれば、2003年に貯水されてから三峡地区では微震が明らかに増加しているという。(翻訳・編集/NN)

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