Record China 2018年1月16日(火) 12時30分
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15日、韓国メディアによると、日本の大学生たちが日本統治時代に捕虜監視員として動員され、戦後に「BC級戦犯」として処罰された韓国人のドキュメンタリーを制作した。資料写真。
2018年1月15日、韓国・KBSによると、日本の大学生たちが日本統治時代に捕虜監視員として動員され、戦後に「BC級戦犯」として処罰された韓国人のドキュメンタリーを制作した。
東京で14日、日本の大学生たちが制作したドキュメンタリー映画の試写会が開かれた。映画は「戦後補償に潜む不条理―韓国人元BC級戦犯の闘い」とのタイトルで、日本統治時代に捕虜監視員として動員された後「BC級戦犯」として処罰された在日韓国人の李鶴来(イ・ハンレ)さんの人生が描かれている。法政大学国際文化学部の鈴木靖教授が指導する学生たちが制作した。
李さんは17歳だった1942年に日本によって捕虜監視員としてタイに送られ、戦後の裁判で死刑宣告を受けた。その後に減刑され出所したものの、「日本国籍者ではない」との理由で日本政府の戦争犠牲者補償対象から除外され、これに関する法制化運動を行ってきた。
新聞を通じて李さんの存在を知った学生たちは昨年9月、関連資料を集めて李さんにインタビューを行い、ドキュメンタリーを制作したという。
制作に参加したある学生は「死んだ仲間たちの無念をはらして名誉を回復させたいという(李さんの)言葉が心に残っている」と感想を述べた。別の学生は「正直、日本人はいつまで謝罪を続けなければならないのかと考えていたが、目を向けなければならないことに気付いた」と述べた。ドキュメンタリーを見た李さんは「年の離れた若者に私の考えが伝わったと思う」との感想を伝えたという。
この報道に、韓国のネットユーザーからは「日本も一般市民の中には良心的な人がいるんだね」「安倍晋三首相よりもはるかに素晴らしい」「日本政府と日本市民は違う」「彼らは愛国の本当の意味を知っている」「彼らのような人がいるから日本をむやみに批判できない」「彼らのような日本人がもっと増えてほしい」など、学生たちに好意的なコメントが寄せられている。
その他「日本から“ちゃんとした謝罪”を受けたい」「日本にはドイツのように謝罪し続ける心が必要だ」などと主張する声も。また「このような日本人はごく少数だろう」「一部のすることを日本全体の動きと勘違いしてはいけない」と指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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