2011年5月26日までに、中古車市場の規範化を目的とした新しい中古車振興政策が、早ければ年内にも発表されることが、業界関係者の話で明らかになった。中国の各メディアが伝えた。

すでに中国自動車流通協会は、ユーザーが安心して購入できるよう中古車の査定標準を制定して当局に提出したほか、新車販売店に中古車取扱い許可を与えるよう申し入れたという。また現在は購入ルートによってまちまちな自動車取得税の整理を求めたり、新規ナンバー取得までの仮ナンバー発行など複数の案を提出している。

同協会のまとめによれば、2011年第1四半期（1−3月）の全国31省・市における中古車販売台数は、前年同期比12．6％増の87万1000台だった。中古車市場の発展状況は「東高西低」で、以前は地元での売買がほとんどだったが、最近は地域を越えた登記変更が全体の11．73％を占めており、中古車の流通が広域化している。

商務部などは2010年9月から中古車交易市場のレベルアップ改革を試験実施しており、厳しい条件をクリアした中古車取扱い業者に100万元の補助金を支給しているが、認定を受けた業者はまだ50社に満たない。（翻訳・編集/JX）