人気スター総出演の愛国映画「建党偉業」が封印?当局からダメ出しか―中国

Record China    2011年5月24日(火) 11時42分

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22日、上映無期限延期の噂が流れた中国の愛国映画「建党偉業」が、来月15日から予定どおり封切られることが明らかになった。

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2011年5月22日、無期限上映延期の噂も流れた中国の愛国映画「建党偉業」が、来月15日に予定どおり封切られることが明らかになった。新華網が伝えた。

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今年トップの超大作とされる中国共産党成立90周年記念映画「建党偉業」は、1917年〜21年の共産党成立までを描く歴史大河ドラマ。チョウ・ユンファ(周潤發)をはじめアンディ・ラウ(劉徳華)、チェン・クン陳坤)、ダニエル・ウー(呉彦祖)、ワン・リーホン(王力宏)など、100人を超える中華圏の人気スターが出演し、1分間あたり1人のスター級俳優が登場するという豪華さも手伝って大きな話題となっている。

ところが、中国のメディアを統括する国家広播電影電視総局(広電総局)による審査が通過せず、同作は上映延期されるという噂が浮上。作品内容の一部が中国当局の伝える史実と異なることが理由とされ、ネット上では無期限の上映延期や封印説もささやかれた。さらに、映画の公式ブログがこのところ沈黙を続けていることも、噂に拍車をかけている。

映画を製作した中国電影集団は22日、「当初の予定どおり来月公開する」と発表し、噂を真っ向から否定した。「広電総局からは審査上支障があるとの話は聞いていない」とコメントしている。

この作品からは、出演女優タン・ウェイ(湯唯)の登場シーンが全カットされ、以前にも中国映画界に“封印”扱いを受けた彼女が、再び抹殺されたと大きなニュースになったばかり。中国電影集団は、「10数名の俳優の出演シーンについて調整部分がある」と、この削除シーンについて遠まわしながら言及している。(翻訳・編集/Mathilda

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