2011年5月21日、中国の温家宝（ウェン・ジアバオ）首相、韓国の李明博大統領が宮城県を訪問。東日本大震災被災地を視察した。道中、温首相は、「日本産農作物の輸入規制を緩和する」方針を示した。中国新聞網が伝えた。

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名取市を訪問した温首相は、名取消防署跡地を視察。津波被害者に献花し、黙祷した。その後、館腰小学校を訪問。被災者を慰安した。巨大な災害を前に日本人が見せた落ち着き、団結、忍耐、不撓（ふとう）不屈の精神を温首相はたたえ、「災害は家を壊すことはあっても人間の意志は崩せない。日本人は自らの努力と国際社会の支持の下、必ずやその故郷を再建できると信じている」と話した。

また、日本食品の輸入に対しても、「安全が確保されるという前提において、輸入制限を緩和したい」と発言。実質上、全面輸入中止状態にある日本産農作物の輸入再開に前向きな姿勢を示した。（翻訳・編集/KT）