牛丼値下げ戦争激化、吉野家が東日本で「110円下げセール」=松屋は240円―中国人就学生も大歓迎

Record China    2011年5月20日(金) 18時27分

拡大

東日本大震災から2カ月余。「吉野家」を展開する吉野家ホールディングスは東日本地区限定で通常380円の牛丼並盛りを270円などとした「110円値引きキャンペーン」を始めた。「すき家」と「松屋」の両牛丼チェーンも先行値下げしており、これに即対抗した。

(1 / 4 枚)

2011年5月17日、東日本大震災から2カ月余。「吉野家」を展開する吉野家ホールディングスは東日本地区限定で通常380円の牛丼並盛りを270円などとした「110円値引きキャンペーン」を始めた。「すき家」と「松屋」の両牛丼チェーンが16日から先行値下げしており、これに即対抗した。牛丼3社いずれも「元気応援!」「初夏の250円セール」などと銘打ち、大震災への救済・応援を意識した安売りとしているのが特徴だ。

その他の写真

 

昼どきには各店舗ともサラリーマンでにぎわい、立って待たないと座れないほど。「日本の物価は高い」という中国人就学生も「牛丼はよく食べる。大好き」と大歓迎だ。値下げは3社いずれも期間・地域限定。吉野家の値下げは新潟、群馬、山梨、埼玉、山梨、神奈川の以東・北の16都道県の約500店が対象で、期間は23日までの1週間。「電力事情も安定してきているので、営業活動を活性化して『うまさ』で元気を発信する」と強調。「がんばろう、日本」と震災復興支援を前面に打ち出している。

先行組の「すき家」は全国1588店で22日までの期間限定で牛丼並盛り(通常280円)を30円引きの250円に、同「松屋」は23日まで牛めし並盛り(通常320円)を80円値下げして240円としている。牛丼チェーンの東北の供給網は東日本大震災で寸断され、被災を免れた店を含めて一時、休業状態に追い込まれていたが、道路・電力の復旧と共に営業を再開。ここへきて一気に値下げ戦争へと突入した。

一方、「マクドナルド」は24日から「プレミアムローストコーヒー」Sサイズを20円値上げして140円(現行120円)に、「100円マック」の「マックポーク」「シャカシャカチキン」をそれぞれ120円とする。日本マクドナルドは今回の価格改定の理由を「一部原材料価格が高騰傾向にあるという社会環境の変化」と説明。牛丼チェーン店の体力消耗戦とは一線を画している。(取材・編集/RN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携