中国各地の電力不足、送電会社の利益独占も原因―中国紙

Record China    2011年5月17日(火) 15時37分

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16日、中国各地で電力不足が目立つようになっている。その原因は電力消費量の増加に加え、電力配送会社が電力業界の利益を独占しているためだという。写真は安徽省淮北市。

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2011年5月16日、京華時報によると、中国各地でこのところ電力不足が目立っているが、その原因は電力消費量の増加に加え、不適切な発電量が重なっているためだと指摘されている。

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4月は、本来ならば電力の使用量が増えないはずの時期にもかかわらず、電力総消費量は3768億キロワット(kw)に達し、前年同期比11.2%増加。前月と比べてもほぼ同水準の電力消費量となっている。これまで開発が立ち後れていた中国西部地域に工業会社が移転したことで、同地域の電力使用が大幅に増えている。

また、電力業界の利益の大半を電力配送会社が独占していることも電力不足の一因となっていると指摘されている。電力配送会社が電力業界の営業収入の65%を占めており、発電会社は十分な設備投資や補修が進められず、発電能力の60%が実際には使用されず放置されるなど、適切な発電がされていないことも電力不足に至る原因となっているという。(翻訳・編集/岡田)

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