2011年5月15日、米短波ラジオ局ラジオ・フリー・アジア（RFA）によると、中国の公安当局によって拘束されている同国の著名芸術家・艾未未（アイ・ウェイウェイ）氏が、拘束後初めて家族と面会したという。

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中国を代表するモダンアート作家であり社会運動家でもある艾未未氏は今年4月3日、香港へ向かう際に北京首都国際空港で身柄を拘束された。当局の発表によると拘束理由は「経済犯罪」とのことである。すでに拘留期間は40日を超えるが、15日午後になって妻の路青（ルー・チン）さんが当局に呼び出され、同日夜に面会を果たしたという。

面会の様子は、路さんによる談話を艾氏の姉である高閣（ガオ・ガー）さんが明かした。艾氏は健康上は問題なく過ごしており、本人の発言によると、一部報道されていたような体罰や虐待などの事実はない。ただし、逮捕理由を含めた拘束案件については話すことを一切許されていないという。面会を果たした路さん自身も同氏が実際に拘留されている場所を把握していないばかりか、次回の面会予定などについても一切知らされていない。(翻訳・編集/愛玉)