2011年5月10日、ウィリアム英王子や女性スターたちの結婚を受け、中国ではウェディングドレスの“海賊版”に人気が集まっている。北京晩報が伝えた。

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「そっくり度90％以上」。英王子結婚から10日余り。キャサリン妃着用のデザインを模倣したドレスは、早くもネット上で広く販売されている。店舗数は数十にのぼり、価格は1着数百元から5000元（約6万2400円）を超えるものまでピンキリで、製作期間は1カ月前後。あるオンラインショップの店長は「襟ぐりと袖の形が中国の伝統衣装に似ていて、簡単に再現できる。1000元（約1万2500円）のドレスと5000元のドレスは一見同じだけれど、細部を見るとつくりの差が分かる」と話す。

一方、中華圏では今年になって台湾のバービィー・スー（徐熙媛）、ケリー・リン（林熙蕾）、シンガポールのステファニー・スン（孫燕姿）ら女性スターが続々と結婚した。北京のウェディングドレス店では「同じものを作って」と、スターの婚礼写真を見せて注文する客が少なくないという。しかし、結局は途中であきらめる客が多い。理由は簡単。「スタイルも雰囲気も本人に合わない」（ドレス店主）からだ。

とはいえ、中国のウェディングドレス業界は現在、にわかバブル状態。ロイヤルウェディングの熱狂に材料・人件費の上昇が加わり、ドレス価格は昨年に比べ1〜2割高という。（翻訳・編集/AA）