「天安門四君子」の1人で歌手・作曲家の侯徳健、22年ぶりにステージに復帰―北京市

Record China    2011年5月4日(水) 15時44分

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1日、天安門事件に参加し、その後中国本土での活動を禁止されてきた歌手、作曲家の侯徳健氏が20年以上ぶりに中国本土のステージに復活した。写真はそのコンサート会場。

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2011年5月1日、北京国家体育場(通称「鳥の巣」)で、台湾の大手レーベル「滾石唱片」(Rock Record)の設立30周年記念ライブが開催された。豪華なゲストが集まったが、その中には天安門事件に参加し、その後中国本土での活動を禁止されてきた歌手、作曲家の侯徳健(ホウ・ダージエン)氏も含まれていた。2日、米華字ニュースサイト・多維ニュースが伝えた。

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侯氏は台湾の出身。中国本土で活躍した同氏は、1989年の天安門事件当時、ノーベル平和賞を受賞した劉暁波(リウ・シャオボー)氏、高新(ガオ・シン)氏、周舵(ジョウ・ドゥオ)氏とともにハンガーストライキを実施。「天安門四君子」と呼ばれた。事件後、活動を禁止され、今回のライブまで中国本土で歌を披露することはなかった。

登場が事前に発表されていなかっただけに、観客にとって大きなサプライズとなった。実は中国文化部が侯氏の出演を認可したのは、ライブの数日前のこと。主催者も直前まで参加できるかどうかわからない状態だった。

あるネットユーザーはマイクロブログに「あの夜を思い出す。テントの下、あの特徴的なメガネをかけた侯徳健がギターを抱え、波波(劉暁波のこと)と一緒に、天安門広場の学生と一緒に歌っていた」と書き込み、当時を振り返った。なお、天安門事件関連の書き込みはその後、削除されている。(翻訳・編集/KT)

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