Record China 2011年4月16日(土) 16時21分
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15日、中国各地で豚肉を牛肉のように見せかける「牛肉膏」の利用が発覚した。食べ過ぎればがんになる可能性もあるという。写真は3月、江蘇省連雲港市の肉小売店検査。
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2011年4月15日、中国各地で豚肉を牛肉のように見せかける「牛肉膏」の利用が発覚した。食べ過ぎればがんになる可能性もあるという。東南新聞網が伝えた。
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安徽省合肥市でこのほど、「豚肉を漬け込むと90分で牛肉に変えてしまう」という謎の食品添加物・牛肉膏の販売が明らかとなった。見た目も味も牛肉そっくりになるという。14日、福建省福州市の市場を訪ねると、ここでもやはり販売されていた。
事情に詳しい関係者によると、小規模外食店などで広く使用されていることは「公然の秘密」だという。牛肉膏だけではなく、羊肉や鴨肉に変える添加物も販売されている。豚肉100g当たり2〜5gの牛肉膏を使うだけで、価格が豚肉の倍以上する牛肉になるというのだから驚きだ。
気になる成分だが、包装には各種アミノ酸、イノシン酸、グアニル酸、化学調味料、タンパク加水分解物などと注記されている。一般の食品添加物に使用されている原料と変わらない。専門家によると、牛肉膏は一種の複合食品添加物であり、その用量は制限する必要がある。摂りすぎれば体に有害で、がんを誘発する可能性もあるという。また、実際には注記されていない物質が入れられている可能性も排除できないと見られる。(翻訳・編集/KT)
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