96万人の富豪、不動産・株式投資家が3割超える―中国

Record China    2011年4月14日(木) 12時2分

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12日、資産額1000万元を超える富豪が中国に96万人いることが分かった。不動産投資家と株式投資家が全体の3割以上を占めるという。写真は中国の証券取引所。

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2011年4月12日、新浪財経によると、ルパート・フーゲワーフ(胡潤)研究院とシンクタンクGroup M Knowledge Center(群邑智庫)が発表した「群邑智庫・2011胡潤資産報告」から、資産額1000万元(約1億3000万円)を超える富豪が中国に96万人いることが分かった。不動産投資家と株式投資家が全体の3割以上を占めるという。

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報告書によれば、香港・マカオ・台湾を除く中国の31省・市・自治区における資産額1000万元を超える富豪は、10年末の時点で96万人で、前年調査と比べて9.7%増加。そのうち資産額が1億元(約13億円)を超える富豪は6万人で、同9.1%増加した。富豪が最も多いのは北京市で、広東省、上海市と続き、この3つの市と省だけで全体の約半数を占める。

また、報告書によれば、中国の富豪は主に「企業経営者」「不動産投資家」「株式投資家」「エリートビジネスマン」の4つのタイプに分けられるという。企業家の占める割合は55%(約53万人)で最多。不動産投資家は20%(約20万人)、株式投資家は15%(約15万人)で、両者を合わせると3割を超える。不動産投資家は平均で約10年前から、株式投資家は平均で04年頃から投資を始めたという。エリートビジネスマンが占める割合は10%(約10万人)だった。

10年、中国では不動産価格(特に高級物件)が高騰した。中国国家統計局の調査によると、新築住宅物件の販売額は全国70都市で通年平均13.7%上昇。それが富裕者層の増加を後押ししたと思われる。また、美術品や古民家などを投資対象に資産を増やす傾向も見られた。(翻訳・編集/岡田)

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