Record China 2011年4月7日(木) 12時24分
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6日、天皇皇后両陛下をコントで取り上げたことが争議となり、謝罪を発表した台湾のバラエティ番組「全民最大党」について、地元ニュースサイトのNOWnewsがネットユーザーからの意見を紹介している。写真は王偉忠氏。
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2011年4月6日、天皇皇后両陛下をコントで取り上げたことが争議となり、謝罪を発表した台湾のバラエティ番組「全民最大党」について、地元ニュースサイトのNOWnewsがネットユーザーからの意見を紹介している。
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台湾の人気バラエティ番組「全民最大党」は先月31日、東日本大震災の被災者を慰問する天皇皇后両陛下のご様子をパロディにしたコントを放映した。動画共有サイト・ユーチューブにこの場面が投稿され、それを見た日本の閲覧者らから抗議が殺到したため、番組プロデューサーが5日付で、ネット上に日本語の謝罪文を発表した。
震災に関連して台湾のテレビが物議を醸した事例は、これだけではない。テレビ局数社が合同で先月18日に放送した震災救援チャリティー番組では、サッカー元日本代表の中田英寿氏がサイン入りシューズを慈善オークションに提供したが、著名番組プロデューサーの王偉忠(ワン・ウェイチョン)氏がその場でこれを落札してしまった。同氏はネット上で激しい非難を浴びることとなり、シューズは再オークションにかけられた。実はこの王氏は、このほど問題のコントを放映した番組「全民最大党」の総合プロデューサーでもある。記事はネットに寄せられたある台湾人の意見を紹介し、「王氏が手塩にかけたはずの番組が今回は地雷を踏み、愚行に愚行を重ねた」と指摘している。
紹介された意見の文面では、「すでに3年以上も番組を製作し、経験豊富なはずのスタッフ陣が今回の企画について、誰一人として『本当にやっていいのか?』と疑問を抱かなかったのが不思議でならない」と綴られている。地震被害と原発の恐怖に苦しむ被災者まで持ち出したパロディに、人への尊厳の欠如を訴え、「思いやりに欠けるユーモアはただの無情」としている。(翻訳・編集/Mathilda)
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