高速鉄道の開通で航空業界に打撃、南京−武漢の全フライトが廃止―中国

Record China    2011年4月1日(金) 15時59分

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31日、中国民航が公開した2011年夏秋季のフライト計画で、南京・武漢間の全便がが廃止されることになった。高速鉄道の開通で利用者が減少したため。写真は11年1月、武漢駅で撮影された高速鉄道車両CRH380A。

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2011年3月27日、中国民航が公開した11年夏秋季のフライト計画で、南京・武漢間の全路線が廃止されることになった。高速鉄道の開通で利用者が減少したためだという。武漢晩報の31日の報道。

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09年、安徽省合肥市と湖北省武漢市を結ぶ営業速度250kmの「合武高速鉄道」が開通したことで、武漢と南京の移動時間は3時間に短縮された。毎日3本走っており、2等席は180元(約2250円)。乗車率は90%を超える。一方、旅客機は2社が1日に各1便ずつ就航しているが、運賃は730元(約9200円、燃油調整費と施設利用料を含まず)と高価。搭乗率も50%を下回っており、繁忙期以外はほぼ赤字となっている。

各航空会社は大幅な割引を実施するなど利用者獲得に努めてきたが、空港が市街から遠いこともあり、利用者は減少する一方だった。11年秋には北京と上海を結ぶ京滬高速鉄道が開通し、これに合わせて南京南駅も利用が開始されることになっており、航空機の利用は更に減少するものとみられることから、全便が廃止されることになったという。(翻訳・編集/岡田)

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