自殺から8年の俳優レスリー・チャン、「窓が開かない…」最期の場面―香港

Record China    2011年3月29日(火) 12時30分

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28日、突然の自殺から8年目を迎えた俳優レスリー・チャンの、「最後の午餐」の様子が明らかになった。写真はレスリー・チャン。

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2011年3月28日、突然の自殺から8年目を迎えた俳優レスリー・チャン(張国栄)の、「最後の午餐」の様子が明らかになった。新華網が伝えた。

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1993年の映画「さらば、わが愛/覇王別姫」などで世界中のファンを魅了した俳優レスリー・チャンは03年4月1日、香港のホテルで投身自殺を図りこの世を去った。自殺当日、レスリーが「最後の午餐」を共にした著名インテリアデザイナーのアルフレッド・モク(莫華炳)氏がこのほど、香港の週刊誌のインタビューに応じ、8年越しでレスリーの最後の様子を明らかにした。

当日午後1時ごろ、イタリアンレストランで落ち合った2人は、店内に3時間ほど滞在。アルフレッドによると、レスリーは食欲はあったものの、ずっと手が震えていたのをよく覚えているという。食事を終えてから、車でアルフレッドを会社まで送ったレスリーだが、別れる時に「もう僕に電話してこないで」との一言が。一瞬奇妙に思ったアルフレッドだが、「過去にも似たような事があったので、それほど気に留めなかった」と話している。

さらに午後6時ごろ、レスリーからの電話を受けたアルフレッドは、「ホテルの窓が開かないんだ」という言葉に仰天。すぐにレスリーの実姉に連絡し、見に行ってくれるよう頼んだという。しかしレスリーは6時40分、香港の中心地に位置するそのホテルから身を投げてしまった。その訃報を知らせる電話にアルフレッドは当初、「エイプリルフールのいたずらだろうと思った」という。

命日にあたる4月1日、香港では今年もファンによる追悼式などが行われる予定。彼の代表作の一つでもあるウォン・カーウァイ(王家衛)監督作品「欲望の翼」が上映され、一連の追悼イベントでの収益は、東日本大震災の被災地に贈られる予定となっている。(翻訳・編集/Mathilda

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