2018年1月14日、中国の配信番組で起こった「国家」騒ぎで、すでに芸能界を離れて長い女優ジョイ・ウォン（王祖賢）が再び話題になっている。明報が伝えた。

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ライブ配信アプリ大手の人気クイズ番組「百万贏家」でこのほど、映画「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」シリーズで知られる女優ジョイ・ウォンに関する問題が出題されたことが発端となったこの騒動。問題は「ジョイ・ウォンは現在どの国に住んでいるか？」というもので、答えは「香港」「台湾」「カナダ」の三択となっていたのだが、香港と台湾は中国の領土という認識から、ユーザーから誤りを指摘する声が多く寄せられたもの。これがネット上で物議を醸すことになった。

同番組では世間からの批判の声にすぐさま対応し、「出題者が不謹慎だった」として謝罪。「香港と台湾は欠くことのできない中国の領土の一部分」と強調し、「今後の出題については細心の注意を払う」としている。

かつて日本でも人気だった台湾出身のジョイ・ウォンは、2004年の映画「美麗上海」を最後に芸能界から姿を消し、それから現在までカナダで生活している。事実上の引退以降、たまに姿を見せた時に話題になるジョイ・ウォンだが、今回は思わぬ形で再び注目されることになった。（翻訳・編集/Mathilda）