Record China 2007年1月12日(金) 13時49分
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中国では領収書にも偽物が出回っているという。これは国にとって深刻な問題で、犯罪者には重い罰が適用される。写真は昨年12月、山東省済南市で警察に検挙された偽領収書作りのグループ。
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海賊版のメッカとの悪評高い中国。「偽物を作ることができないのは母親だけ」といわれるほど、あらゆる種類の偽物が、しかも精巧なものが出回っているという。もちろん偽札作りも頻繁に行われていて、1枚や2枚見つかったぐらいで驚く人は誰もいない。
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偽札と同様に領収書の偽物が出回っているのは、中国らしい現象だ。「ファーピャオ、ファーピャオ」中国の都市部で、時折このような呼び声を耳にすることがある。路上に立つ人々が、領収書の偽物を売っているのだ。
宿泊費や飲食費を会社の経費で落とせる場合、中国のサラリーマンはうその申請をして、使った以上にもうけようとする人が非常に多いという。領収書さえあればよく、それは安く簡単に手に入るからだ。本物の領収書でも、名前が記入されるわけではないから他人のものでも可能だし、以前自分が余らせていたものでも利用できる。こうして制限枠に近い額面の領収書を用意し、自分は安めのホテルなどを利用して、ちゃっかり一儲けしてしまうのである。
このようなやり方を野放しにすると、経費ということで企業に課税できないため、結果的に国にとって非常に大きな損失となる。そのため偽領収書作りの罪は重く、作成者に死刑判決が下されたこともあるそうだ。しかし経費の差額を利用して小金を稼いでしまおうという人が後を絶たないため、偽の領収書もなかなか路上から姿を消さないようである。
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