Record China 2011年3月12日(土) 22時3分
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11日、ジャーナリストの王錦思氏はブログに記事「88年前の大地震でも中国は日本を援助していた」を掲載した。関東大震災当時、中国各地では募金活動などが展開されたという。写真は関東大震災の救援運動を伝える中国の新聞。
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2011年3月11日、ジャーナリストの王錦思氏はブログに「88年前の大地震でも中国は日本を援助していた」と題した記事を掲載した。以下はその内容。
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11日の東北地方太平洋沖地震は歴史に残り、被害の爪痕を残した。中国は救援隊派遣を申し入れているが、実は88年前、1923年の関東大震災でも、当時貧しい国だった中国は日本に救援物資を送っている。
政府のかけ声のもと、北京、天津、成都など中国各地で募金活動が行われた。さらに芸能界でもチャリティーイベントが行われ、そうして集められた1万元の資金は帝国劇場の再建費となった。救援隊や援助物資もいちはやく日本に到着した。
2008年5月、四川大地震の際には日本政府や企業、さらには個人までもが資金と物資を援助してくれた。ある日本の青年はまったく貯金がないのに、その日稼いだ金を募金してくれたという。日本の救援隊は中国に到着した初の国際救助隊となった。死者を前に黙祷する日本救助隊の写真は、中国人の胸を打った。
今回の東北地方太平洋沖地震でも中国政府は黙って見ているということはないだろう。世界第二の経済大国になった中国は、相当大規模な援助を実施するはずだ。(翻訳・編集/KT)
●王錦思(ワン・ジンスー)
吉林省出身、北京在住のジャーナリスト。北京大学でメディア学を専攻。日中歴史問題や抗日戦争史を研究課題としている。著書に「日本行、中国更行」。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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