増加するネット中毒者、9割は父親の愛情不足が原因か―中国

Record China    2011年3月21日(月) 16時55分

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11日、近年の中国で社会問題化しているネット中毒患者は、年齢が二極化している。ネット依存症患者の多くは父親の愛情不足が原因だという。写真は山西省太原市のネット中毒治療施設。

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2011年3月9日、ネット依存症の治療に関して中国とロシアの専門家がオンラインで意見交換会議を行った。ネット依存症患者の多くは父親の愛情不足が原因だという。北京日報の報道を中青在線が11日付で伝えた。

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中国のネット依存症患者の平均年齢は17歳で、男子に多く見られる。近年は患者の年齢が二極化しており、下は11歳にも満たない患者がいる一方、上は30歳を超えるケースも少なくない。ネット依存症と家庭環境の影響も指摘されており、87%は父親の愛情不足が主因となっている。

また、携帯電話など移動通信体からのネット利用が普及するにつれ、未成年者への影響が大きくなっていることがわかった。成人に依存症を引き起こすコンテンツは主に、オンラインゲームとオンライン小説(特にファンタジー)が挙げられている。

ネット依存症になると疲労感や不眠症、食欲減退といった生理的な症状が現れるほか、抑うつや自信喪失に悩む、破壊行為や自傷行為に至るといった特徴が現れることが多いと専門家は指摘している。一般的には薬物療法と心理療法を組み合わせるが、投薬に効果が見られない場合には電気ショック療法を行う必要もあるという。(翻訳・編集/岡田)

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