2011年3月7日、米タイヤ製造大手のクーパー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーはこのほど、台湾のタイヤメーカー建大工業と合弁関係を解消し、江蘇省昆山市にある合弁会社、庫博建大輪胎有限公司を完全子会社化すると発表した。中国の各メディアが伝えた。

同社によれば、3月15日までに建大工業が保有する株式(50％)を1億1650万ドルで買い取り、政府当局の批准後に子会社の社名を固[金白]輪胎有限公司に変更するという。今後も引き続き欧米輸出用の乗用車タイヤを生産するが、中国市場への進出も検討するとしている。

同社の担当者は「パートナーの庫博建大は合弁会社の発展に多大な貢献をしてくれた」と感謝の意を述べ、完全子会社化した後もグローバル競争力を強化して会社全体の発展に寄与したいと抱負を語った。（翻訳・編集/JX）