中国の鉄道業が海外市場へ、国際的な経験不足も―仏メディア

Record China    2011年3月3日(木) 19時2分

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2日、中国の鉄道企業が海外市場への進出をうかがっているという。写真は中国の高速鉄道。

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2011年3月2日、環球時報によると、AFP通信はこのほど、中国の鉄道企業が海外市場への進出をうかがっていると伝えた。中国の鉄道企業は欧米や日本の鉄道会社との合同プロジェクトなど経験を積んでいるが、国際的な経験が少ないとの指摘もある。

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中国にはすでに8300kmもの高速鉄道があるほか、2012年には都市高速鉄道でも世界全体の半数を占めるとの見通しもある。中国には「北車」(CNR)や「南車」(CSR)、「中国鉄建」(CRC)、「中国中鉄」(チャイナレールウェイ)など複数の鉄道製造会社が存在しているが、いずれも海外市場へ進出する機会をうかがっているという。

すでに、2010年には中国南車が米高速鉄道建設に向けた技術提供の契約を米ゼネラル・エレクトリック(GE)との間で結んだほか、英国でも高速鉄道の車両120両に関する契約を結ぶとの報道もあるなど、徐々に海外市場への進出を進めつつある。

しかし、中国の世界シェアはわずか5%にすぎず、アルストン、ボンバルディア、シーメンスといった大企業に挑み、勝利を収めるにはまだまだ長い道のりが必要だと、ある中国人アナリストは指摘している。また別の専門家は、中国の鉄道製造会社は国内市場ではさまざまな“カード”を持っているが、海外市場では経験が不足しており、パイプもない環境では成功は難しいと指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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