Record China 2011年3月1日(火) 21時28分
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28日、中華文化促進会の王石常務副主席が「中国と日本の医療水準の驚くべき差」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は中国で最先端の医療レベルを誇る北京協和医院。
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2011年2月28日、中華文化促進会の王石(ワン・シー)常務副主席が「中国と日本の医療水準の驚くべき差」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。
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山西省の代表団として日本を訪問したついでに、心臓病治療で有名だという東京の専門病院に行ってみた。筆者は2年前から2度も心筋梗塞で倒れており、1度は危篤状態にも陥っている。中国での心血管造影検査は動脈を切開しなければならず、苦痛が伴う。だが、この病院ではそんなことは必要ないと友人に教わった。
予約なしで行ったので造影検査は受けられなかったが、医者は「○月頃もう1度来て下さい」と言ってくれた。日本の医者の患者に対する責任感と温かさに感動した。そして、言われた通りの時期に再度訪日した。最初の検査が終わった後、医者は病状について、心臓の模型を使って位置を示しながら詳しく教えてくれた。しかも、「説明が細かすぎてすみません」と謝りながら…。
それから、世界にたった3台しかないという機械で冠動脈CT検査を受け、驚くほど鮮明に映し出された自分の心臓の立体画像を見ることができた。中国で見せられた白黒の平面画像とは大違いだ。血圧の測り方も違った。中国では片腕を測るだけだが、この病院では両手両足の4カ所を測る。医者は左右の差と手足の差をみることが重要だと言っていた。
血液検査のために血を採った時には看護師のちょっとした気遣いが嬉しかった。中国では注射が終わったら脱脂綿を渡されるだけだが、この病院では看護師が注射をした跡に脱脂綿をあててその上からテープを止めてくれた。そして、5分間その場でじっとした後、問題なければ仕上げに1cm四方の絆創膏を貼ってくれる。
中国ではすべての検査は先払いだ。次の検査を受ける際は先に窓口に並び、費用を払ってからでないと受けられない。いくつも検査を受ける時は、その度に「並んで、払って、検査して」を繰り返す。だが、この病院は高級レストランで会計をする時のように請求書を持った係員が私の前に跪いて明細を説明してくれた。驚いたことに中国よりも安かった。
日本語は分からなかったが、経済産業省が派遣した医療通訳がずっと付き添ってくれたので不自由しなかった。北京の病院は常に大勢の人でごった返していたが、この病院は予約制のためとても静かだった。誰でも無料で予約できるそうだ。資本主義社会の中にも社会主義の要素が感じられた体験だった。(翻訳・編集/NN)
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